プログラミングスクールのメリット・デメリット

「プログラミングスクールに興味があるが、料金が高い……良くなかったら損するし、どうしよう」こういった方は非常に多いですよね。

プログラミングスクールはYoutubeなどにも広告が流れてくるため、存在は知っている人が多いでしょう。しかし、具体的にどんなサポートをしてくれるのか、そして、自分に合っているのか、分からない方がほとんどだと思います。

そこで本記事では、プログラミングスクールのメリット・デメリットを解説します。本記事を読むことで、ITスクールに入会すべきかどうか、判断材料が集められますよ。プログラミングスクールへの入会を検討している方は、ぜひ本記事をお読みください。

プログラミングスクールとは?

プログラミングスクールとは、プログラミングを教えてくれる、未経験者向けのスクールのことです。プログラミングスクールには大きく分けて3種類があります

  • 授業形式
  • 自習形式
  • マンツーマン形式

授業形式は、学校のように先生が受講生に授業を行います。対して自習形式は、受講生が自分で学習を行い、それを講師がサポートします。

また、教室に通学して学ぶタイプと、オンラインでチャットやビデオ通話を使ってサポートを受けるタイプがあります。

代表的なプログラミングスクールには、

といったものがありますね。それぞれ、学習できるプログラミング言語や受講料金、受講期間などは異なります。

プログラミングスクールのメリット

ITスクールには多くの種類がありますが、どのスクールにも共通する特徴はあります。ITスクールのメリットは次の3つです。

  • 挫折がしにくい
  • 効率的にスキルが身につく
  • 転職サポートもしてくれる

これらのメリットが良いと感じるなら、プログラミングスクールへの入会が向いているかもしれません。1つ1つのメリットについて、詳しく解説します。

挫折がしにくい

プログラミングスクールは挫折率が低いのが、もっとも大きなメリットです。プログラミング学習は、独学だと途中で飽きてしまったり、難しくて躓いてしまったりすることがあります

対してプログラミングスクールでは、先生が学習を管理してくれるため、途中で諦めてしまうことがありません。加えて、分からなかったら先生に質問できるため、難しい箇所も乗り超えていけます。

効率的にスキルが身につく

プログラミングスクールの方が独学より、効率的にスキルが身につきます。なぜなら、先生が学習カリキュラムを組み立ててくれるからです。

独学だと間違った手順で学習してしまい、遠回りをしてしまうこともあります。たとえば「Webアプリを作りたくてJavaScriptを学ぶつもりが、Javaを学んでしまった!」など。

プログラミング学習は、目的に沿って正しく進めていくことが肝心です。

プログラミングスクールの中には、3ヶ月という短期間で実務レベルまで到達できることを謳っているのもあります。

転職サポートもしてくれる

ITスクールは、転職サポートをしてくれるのもメリットです。具体的には、IT企業のおすすめ求人を紹介してくれたり、履歴書添削・面接練習を行ってくれたりします。

プロの転職サポートを受ければ、自分で転職活動するより、内定獲得率がアップするでしょう。このように、ITスクールに入会すれば、未経験から転職までサポートしてくれます。

プログラミングスクールのデメリット

プログラミングスクールに入会することは、メリットだけではありません。各プログラミングスクールのサイトでは良い面しか書かれていませんが、悪い面もあります。

実際に入会した人の口コミを見ると、「ここが不満だった」という意見が多数寄せられています。それらの口コミを踏まえて、プログラミングスクールのデメリットをまとめました

デメリットは次の3つです。

  • 受講料金が高い
  • 必ずスキルが得られるとは限らない
  • 転職先の質が低いという意見も

1つ1つのデメリットについて、詳しく解説します。

受講料金が高い

プログラミングスクールは受講料金が高いのが、いかんせん悩みどころですね。スクールによって異なりますが、月10万円程度かかるケースが多いです

また、月額料金だけでなく、入会金がかかることもあります。

もしプログラミング学習を途中で止める場合、多額のお金が無駄になります。

必ずスキルが得られるとは限らない

ITスクールに通ったからといって、魔法のようにスキルが得られる訳ではありません。スキルを得られるかは、最終的には自分次第であり、先生はあくまで学習をサポートするだけです。

主体的に勉強する意識がないと、プログラミングスキルは身につきません。そのあたりは考慮した上で、ITスクールに入会しましょう。

転職先の質が低いという意見も

プログラミングスクールでは転職サポートとして、プログラミング企業の求人紹介を行ってくれます。しかし、給料が安いなど、転職先の質が低いという意見もあります。

これは仕方がないことと言えます。いくらスクールで学んだとはいえ、実務未経験では好条件への転職は難しいのが現実です。

確かに、エンジニアは市場価値が高いですが、高収入を得るには地道に実務経験を積む必要があります。実務を経験して初めて身につくスキルも多いのです。

転職先の質に関しては、過度な期待はしないようにしましょう。

デメリットを上手く避ける方法

プログラミングスクールは受講料金が高い上に、必ずしも成功するとは限らないのがネックではあります。

そこでおすすめは、独学で少しでも良いから勉強してみること

独学して、「楽しい」「もっと勉強したい」と感じるか? そして、一番の課題である、「学習時間」を確保できるのかを試してみることです。

プログラミングスクールは一般的に、学習期間は3~6ヶ月、必須学習時間は6ヶ月(180日)で600時間程度です。そのため、1日の平均勉強時間は「600時間÷180日= 約3時間/日」になります。

仕事や学業をしながら、1日3時間の学習時間を本当に確保できるのか?試す上でも、自己学習を一定期間行った後に、プログラミングスクールの入会検討をするべきでしょう。

まとめ

本記事では、プログラミングスクールのメリット・デメリットを解説しました。メリット・デメリットを踏まえて、プログラミングスクールに向いている人、をまとめたので、参考にしてください

  • 独学だとプログラミング学習が続かなった
  • お金がかかっても良いから短時間がスキルを身につけたい
  • エンジニアとして生きる覚悟が決まっている

プログラミングスクールは先生が学習管理してくれるので、挫折率が独学に比べ低く、独学が続かなかった人におすすめです。

受講料金は高いものの、その分短時間で効率的に勉強できるのもメリット。また、エンジニア転職のサポートをしてくれるのも魅力ですね。

ただし、エンジニア界隈はそう甘くはないのも現実。好条件の企業に未経験から転職できる例は少なく、実務をこなしながら地道にスキルアップしていく必要があります。

こういったことを踏まえた上で、プログラミングスクールに入会すべきか決めましょう。