30代から未経験でエンジニアに転職できるのか?
本記事を呼んでいる方は、「30代で未経験だけど、エンジニアに転職できるの?」と考えているのではないでしょうか?
結論から言うと、30代からエンジニアになるのは不可能ではありません。ただ、やはり採用される際に不利なのは間違いなく、しっかりと対策を立てないと難しいでしょう。
そこで本記事では、30代未経験からエンジニアに転職するコツを解説します。具体的にどういった対策を取れば合格への道が開かれるか、まとめました。
30代からエンジニアを目指す方は、本記事をぜひ参考にしてくださいね。
30代未経験からエンジニアに転職できる?
30代未経験からエンジニアに転職するのは、不可能ではありません。
なぜなら、エンジニアは社会的需要が高く、常に人手が足りない状況だからです。経験者だけを雇うと人手が足りないため、未経験者も積極的に雇う企業が多いですね。
引用:転職求人倍率レポート(データ) |転職ならdoda(デューダ)
「業種別の転職求人倍率」のデータを見て分かる通り、IT・通信は他に比べ圧倒的に倍率が高く、人手不足というのが分かります。
ただ、2018、2019年は求人倍率が最大9倍まで上がりましたが、2020年以降はコロナ禍の影響や「未経験者のエンジニア採用枠のハードル」が上昇傾向にあるため、5~6倍まで下がっています。しかし、依然として他の業種に比べ、求人倍率が高い事は事実です。
そのため、30代未経験が転職するのは以前に比べ難しくなりました。
また、30代未経験が不利な理由は他にもあるので、それについてもみていきましょう。
今からスキルアップするのが大変
プログラマーなどのエンジニア職は、1つずつ着実にスキルを身につけていく必要があります。新しいことを身につけるのは、若い内の方が有利ですよね。
30代からプログラミングなどを勉強する場合、習得に時間がかかるかもしれません。
一般的に、ゼロから1つのプログラミング言語習得にかかる時間は、約600時間程度と言われています。30代から学ぶとなると、もっと時間がかかる恐れがあるでょう。
600時間以上の学習時間を働きながら確保できるか、それが一番の問題です。
そもそも30代で異業種への転職は難しい
エンジニア職に限らず、30代では異業種への転職は難しいことも多いです。30代で転職する場合、それまでの経験を面接でアピールする必要があります。しかし、異業種に転職する場合、アピールできるものがありません。
また、30代ともなるとそろそろ管理職に就く人も出てきます。そういった状況で、1から別の仕事にチャレンジする、というのが厳しいのは想像に難くないでしょう。
エンジニアに転職するメリット
30代からエンジニアになるのは確かに難しいです。しかし、それでもエンジニアへの転職をチャレンジしてみる価値はあります。
エンジニア職は需要が高いため、転職することには様々なメリットがあるでしょう。特に以下の3つは大きいです。
- 仕事の失う可能性が少ない
- SEやPMに昇進すれば年収アップ可能
- スキルを高めれば独立も可能
1つ1つのエンジニアに転職するメリットについて、詳しく解説していきます。
仕事を失う可能性が少ない
エンジニア職は仕事を失う可能性が少ないのがメリットです。
まずエンジニア職は、将来人工知能が発達しても仕事を失う可能性が低いです。そのため、今後30年、40年エンジニアを続けられるでしょう。
また、スマホアプリやWebアプリの開発を受託し、業務効率化を図りたい企業は多いです。エンジニアが仕事を失うことはあまりありません。
そして、世界の経営者や著名人はIT技術に関して、以下のように語っています。
- 運転でも野球でも建築でも、あらゆるジャンルがソフトウェアによって大きく変えられている
- コンピューターはどんな仕事でも使う。農業もエンタメも製造業も
- 現在何もかもが技術に頼っている。それなのに誰もソースの書き方が分かっていない
参考:https://www.youtube.com/watch?v=nKIu9yen5nc
多くの人が、様々なジャンルとITは密接に関わっているのに、IT技術を扱える人材が少ないことを嘆いています。
エンジニアは社会にとって重要で、もっと増やさないといけない、と考えられているのです。
いかにエンジニアが仕事を失う可能性が少ないか、お分かり頂けるでしょう。
SEやPMに昇進すれば年収アップ可能
未経験からエンジニアに就くと、プログラマーからスタートする人が多いです。プログラマーは年収は高くないものの、SEやPMなどの上流工程の職種にキャリアアップすれば、徐々に高年収が得られます。
特にPMは、プロジェクトにおけるリーダー的存在であるため、プロジェクトで成果を残せば年収に直結しやすいです。
スキルを高めれば独立も可能
SEやPMに昇進する以外にも、独立しフリーランスエンジニアとなることでも収入アップを狙えます。フリーランスエンジニア向け案件は豊富にあり、フリーで働く方は増えてきています。
フリーランスになれば、働き方も自由ですし、実力次第で高年収を獲得可能です。将来独立したい方も、エンジニアを目指すのはおすすめです。
30代未経験からエンジニアに転職する4つのコツ
30代未経験からエンジニアに転職する、具体的コツを4つ紹介します。
- 1.転職エージェントを使う
- 2.ポートフォリオを作成する
- 3.プログラミングスクールに入会する
- 4.エンジニア関連の資格を取得する
これらのコツを意識すれば、30代未経験でも転職成功できる可能性はあります。
できる範囲で実践してみてはいかがでしょうか?
1つ1つのコツについて詳しく解説していきます。
1.転職エージェントを使う
転職エージェントを使うことで、転職成功率がアップします。エージェントの担当者が、自分のスキルや希望を総合的に判断した上で、最適な企業を紹介してくれるのです。
「30代未経験可」で絞り込むと、優良求人が中々見つからないこともあるでしょう。そんなときは、転職のプロに仕事探しを任せるのが良いです。
2.ポートフォリオを作成する
ポートフォリオとは、自分作成したアプリやサイトをまとめたものです。簡単な制作物を作って面接時に提出すれば、スキルを持っていることの証明になります。
面接する側も、実務経験がない人を雇うのは中々勇気が要ります。そのため「実務経験かなくてもスキルはあります」ということを証明するのは大切です。
ポートフォリオ = 自分のスキルの可視化をする。と考えてください。
3.プログラミングスクールに入会する
プログラミングスクールに入会するのもおすすめです。スクールでは、プログラミングの基礎を1から教えてもらえます。
それだけでなく、カリキュラム終了後に転職支援まで行ってくれるのです。IT企業の紹介や、採用されるためのアドバイスをしてくれます。
ただし、30代の場合学習はできますが、転職支援の利用を断られてしまう場合が多いです。プログラミングスクール利用はおすすめですが、過度な期待はしないようにしましょう。
プログラミングスクールに入ったからといって、「スクールならではの教材で学べる」・「圧倒的に成長できる」という事はありません、学習へのモチベーションのサポートをしてもらえる点が一番のメリットと考えて差し支えないと思います。
4.エンジニア関連の資格を取得する
エンジニア関連の資格を取得するのも、面接時のアピール材料になるでしょう。IT系の資格にはたとえば、「基本情報技術者試験」や「応用情報技術者試験」などがあります。資格を獲得することで、未経験でも知識があることを証明できます。
ただし、「資格があります!」と発言するだけでは効果は薄いです。「その資格を通じてどんなスキルを得たか」「そのスキルはこの会社でどのように役立つか」具体的に話すようにしましょう。そうすることで面接官が、その人が働いている姿をイメージしやすくなります。
まとめ
本記事では、30代未経験からエンジニアに転職するコツを紹介しました。30代からエンジニアになるのは難しいですが、不可能ではありません。しっかり対策を立てれば、未経験という不利な状況を乗り越えることは可能です。
エンジニア職に就きたい方は、本記事でまとめた内容を参考に、目指してみてくださいね。